rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

ヘレ鍋


「ヘレ鍋」とは、私の個人的な造語で、ヘレニズム鍋
の略語である。洋の東西の食材が戦い、あるいは
混じり合い、またはハーモニーを醸し出す様を思い
描いていただくといい。


たとえば、ふつうの鍋にカレー粉をパラパラっと
振るだけで、インド風になる。フランクフルトと
白菜と大根の鍋をボン酢で食べるというのもいい。
ふつうの和風の鍋に羊肉を入れてみるのもいい。


鍋というのは、和風でなければならないという
枠をはずすと結構楽しめる。飛鳥鍋という牛乳鍋や
豆乳鍋もりっぱな「ヘレ鍋」である。


いよいよ、鍋の季節である。つくる料理に迷ったら、
ありあわせのものを集めて、「ヘレ鍋」をつくろう。


飲み物も、ビールや日本酒でなくてもいい。ワイン
でも、ウォッカでも、ジンでも、スコッチでも、焼酎
でも、泡盛でも、なんでも・・・。