rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

断片化されたものをどうつなぐか


この国の優秀な技術や人材はあまりに断片化され、
孤立している。誰のために何をつくっているかと
いう、ものづくりの原点から切り離され、優秀な
技術をその優秀さを自覚することなく、「いい」
ものをつくり続けているのだ。


それらの断片化されつくした技術や人材をどのよう
につなぐかがいまの問題なのに、それに気付く人が
少なすぎる。


いま、3人の建築家と建築金物のプロダクト化を
町工場の人たちと進めている。優秀な技術や人材を
つないでいくのは、具体的にものづくりを実践し
ながら、その過程の中で意思ある人々をつなげて
いくしかない。


それらがつながり、統合されることが、この国の
将来を決めるだろう。