rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

ミクロ・コスモス


今日の路上収集物、ミクロ・コスモスである。
アスファルト舗装の道路の、おそらく止水栓
かなにかのを取り除いた穴だろうか。植物たち
が小宇宙を形成している。


穴がちょっと窪んでいるので、荒川修作
養老天命反転地」を連想してしまう。


この時期の植物はたくましい。路上の小さな
スキマから生命力逞しく芽吹いている。


人間は、地球は自分たちの星だと思い込んで
いるが、もしかすると植物たちのための星かも
しれない。こう考えると、いままで考えてきた
こと、人間が積み重ねてきたことが、ちっぽけ
なものに見えてくる。