rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

枠の外でも考えてみる


世の中のニュースから、身の回りのことまで、
よ〜く聞いていると、自分が所属している世界で、
その世界の考え方の枠内でのみ、ほとんどの人
たちが意見しているように聞こえる。


世界(枠)には、それぞれの掟がある。違う世界
接触すれば、軋轢が生じるのは目に見えている。


もちろん、枠内で生活している以上、枠内で考え
行動することは必要なことである。そうしなければ、
社会そのものが成り立たなくなる。


しかし、他の世界(枠)と何らかの接触を持とう
とするならば、違う発想が必要となる。自分の枠
の外で考えてみることが不可欠である。そうしない
と、相手の立場が分からない。対話など成り立ち
ようがないのだ。


自分の枠の外で考えてみることは、他者との接触
ためという意味のほかに、外で思考するがゆえに、
自分の枠の姿を明確にとらえることができるという
効用がある。


もっと、柔軟にいろいろな角度から、ものごとを
見ていこう。


●写真は、ここのところグングン伸びる事務所の
日除け用のゴーヤである。すぐに、収穫の時期を
迎えることができそうである。