rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

笑いの効用


最後に大笑いしたのいつのことだっただろうか。


小中学生の頃は、なにかといえば大笑いしていた。
笑い続けると頭が痛くなった。脳内物質が出すぎて
いたのだろう。


笑いの本質は、思考停止にある。それもポジティブ
な思考停止である。今まで論理的に積み重ねて
いたものを、いったん、チャラにするのである。


秀逸なデザインや大発明がなされるときには、笑い
的なポジティブな思考停止が関係しているような
気がする。つまり、論理的に積み重ねてきて、もう
これ以上先に進まない、発展が望めないと思った
とき、笑いのような思考停止によって、積み重ねが
チャラになり、いままで、絶対結びつかないと思い
込んでいたものが、すんなりと融合していく。こう
した過程で、生み出されるものが、秀逸なデザイン
であり、大発明なのである。


笑いは、脳を活性化させる効用があるらしい。笑い
的なポジティブな思考停止を積極的に取り入れて
いこう。