rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

伝わってこそのコンセプトだと思う


コンセプトは、あたまの中にあるものである。
ちょっと難しく話すとき、これらのことばだけ
が一人歩きしている状況に最近よく出合う。


これらは、目標に向かって、なにかを実現し
たり、完成させるための「考え」である。
ということは、目標実現のために、他者に
どうやってそれを実現するかを伝えるための
ものが、コンセプトである。


つまり、なんらかのかたちで他者に伝わって
はじめて機能する「考え」なのである。それに
しては、世の中には伝わっていないコンセプト
が多すぎるような気がする。


コンセプトは、目標ではなく、本当の目標を
実現するための「考え」であり、他者に伝わ
ってこそはじめて、コンセプトといえるので
ある。