rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

知は未来への希望をつくりだすものではなかったか


人文科学にせよ、科学にせよ、学問という
ものは、過去から現在までの事象を、分類
・整理・分析することにより、現在・未来のこと
を「希望をもって」考える、というものでは
なかったか。


それにしても、いまの学問は、現実から
遊離してしまっているものがいかに多い
ことか。もちろん、深く考えるがゆえに
遊離していくものがあることは知っている。
現実から遠いところにあっても、現在・過去
を分析して、希望ある未来を考えるという
姿勢がない学問は無意味だと思う。政治に
してもそうだ。人々が希望を希求するが
ゆえに政治はあるのだ。


知は、人類にとって必要不可欠なもので
ある。それこそが人を人たらしめている。
だからこそ、希望をもって未来を考えること
に応用できるものであり続けてほしいと
切に思う。


私は、これからもずっと、建築を通して、
希望ある未来のことを考え続けていきたい。