rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

そして、人は、酒を飲む


ここのところ飲み会が連続している。年末
より多いくらいだ。これは世の中の流れか、
それとも自分の流れか。はたまた、飲みたい
がために、自分が飲み会を企画しているのか。


おそらく、どれも然りである。それにしても、
なぜ人は酒を飲むのだろう。


日々のつもりつもった憂さ晴らすというのは
あるだろう。でもこれではあまりにもさびし
すぎる。それに、暗くなる酒は嫌いだ。発展的
に話を展開させるために飲む酒ならいつでも
歓迎である。


人と人の間に、酒ビンが一本置かれるとそこ
には空間が生まれる。日常の人間関係から
酒によってシフトした新しい関係が発生する
からである。この新しい関係、それも発展的な
関係が生じるときのスリリングさはこれまた
たまらない。おそらく、この感覚を求めて人は
酒を飲むのだろう。


そして、きょうも、人は、酒を飲む・・・。