rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

怒りと笑い


怒っておきながら、ふと怒るってどういうこと
なのだろうと考える。


たとえば、まちで人の肩がぶつかったとき
なぜ人は怒るのだろうか。たいてい、お互い
が、肩がぶつかったことを謝らないときに
怒りが爆発して、トラブルになる。


つまり、当然謝るだろうという思いに反して、
その願望が満たされないから人は怒るのだ。


自分の例もやはりそうで、こうあってほしい
という願望が満たされないと必ず怒る。


では、笑うということはどういうことか。なんら
かの願望が満たされ、くすぐったい気持ちに
なるときに人は笑う。


モノが満たされない場合は、そのモノに願望
が付随している場合に人は怒る。願望が介在
しないところには、怒りも笑いも出てこない。


ならば、モノレベルでは、経済的理由が付き
まとうので、いつもそうできるとは限らないが、
願望レベルでは、なるべく満たすようにした
方がいいように思う。それは人の努力でなん
とかなる。


結果が同じようになるとしても、怒るより笑い
ながら仕事をしたい。


できる限り、ハッピーでありたいと思う。