rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

なにに価値があるか


なにがおもしろいかと言い換えてもいいかも
しれない。


歳をとっていろいろなことを知っているから
その人に価値があるわけでもない。逆にただ
若いというだけもそこには価値はない。中間
の壮年期で仕事がバリバリこなせるから、その
人に価値があるわけでもない。


問題は、その人が年齢を問わずなにをどのよう
にやろうとしているかという強い意志があるか
どうかで、その意思そのもにこそ価値がある。
その結果、その人は価値ある人間になる。


となると、モノではどうか。そのモノをつくっ
た人が強い意志を持って、モノにその意思が
こもっていたら、そのモノには価値がある。


建築も同じである。まずデザインする建築家に
意思がないとなにも始まらない。その強い意志
が建築に込められれば、その建築は価値が
あるものになる。


自分のあたまで考え、強い意志を持つこと。