rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

なにが分からないかが分かることが、分かること


人間は何でも分かろうとする動物である。


でも、この広大で詳細な宇宙をつかまえ、
理解することは不可能である。


ましてや、一人の人間が一生の中で分か
ることなど高が知れている。


ではなにができるか。なにが分からない
かについては分かることができる。


なにが分からないかを分かることこそが
宇宙を理解する唯一の方法である。


日常の具体的で細かなことも、すべてを
把握して理解することは到底できない。
そこでも、なにが分からないかを分かる
ことこそが、分かることなのである。