rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

全体を見渡すこと


仕事では、部分部分を確実にこなすことが
求められるが、部分のみに集中していては
その部分さえもこなせなくなる。


全体を見渡すことが重要である。いまやって
いる部分が全体の中でどの位置にあるかを
知っているかいないかには大きな差がある。
全体が見えてこそ部分が確実にこなせるのだ。


全体を見渡すのが難しい時代である。全体を
透明にするはずだったインターネットもなん
だか、部分のみ肥大化して意識的に全体が
見えないように操作されているような気が
してならない。CADなどのソフトウェアも
本来なら全体を分かりやすくするためのもの
だったのだが、逆に全体を見渡す能力が高く
ないと、全体が見渡せないようなしくみに
なってきている。


さまざまなものの全体が見えない。ならば、
最大限の能力を使って全体をイメージしよう
ではないか。みんなでやれば、少しでもお互い
が理解し合えるようになるかもしれない。