rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

終わらない目標を持つ


生きていく上で、目標を持とうと人は言う。
でも、目標も小さいものなら、すぐに達成
されてまたすぐに目標を失う。


戦後の日本も、敗戦の焼け跡の中から復興
するために、みんなが豊かになることを
目標に掲げた。でも、みんなが豊かになって
しまうと、生きる目標を失ってしまった。


大きな目標は、すぐに達成されない終わら
ない目標を持つのがいい。どこまでできる
かは、それぞれの人の努力と才能による。


終わらない大きな目標を持ち、それに向けた
達成し易い小さな目標を立てる。こうした
生き方こそが安定した豊かな社会をつくる
唯一の方法のような気がする。