rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

他人は自分の鏡である


なんどか書いたことがあるテーマだが、
いつも意識していなければならないこと
だからなんどでも書こう。


自分がどういう状態に置かれているかを
確かめるには、自分の子供の顔を見るの
がいちばん手っ取り早い。いまの自分の
そのまんまが投影されているからだ。次に
かみさんの顔を見る。


自分の振る舞いは他人伝染する。他人の
言動も同じく自分に伝染する。この伝染
具合がいかにスムースかどうかというのが、
一般的にいわれる相性というものだ。


自分と、クライアントやスタッフとの関係
も同じだ。とくにクライアントとの関係は
仕事上の関係も作用しているので気を使う。
でも、こちらが自分のことを開けっぴろげ
にしてさらしていかないと、クライアントは
自分の本当のことを話してくれない。逆に
クライアント側が閉ざしてブラックボックス
を持っているとこちらもコミュニケーション
が疑心暗鬼になる。


いつも気持ちよい関係を保つには、駆け引き
せず、お互いにオープンにし合うことだ。
オープンであることで傷つくこともあるかも
しれないが、長い目で見れば、結果として
いい関係を継続できる。


できる限り、いつもオープンでありたいと思う。