rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

相対的であるということ


小学生のころ、世の中は自分だけで
成り立っていて、自分を取り巻く環境
は書き割りのようなものではないかと
妄想していたことがあった。


意識の視点で考えると、そういう局面
もあるのかもしれないが、現実的には
そんなばかげたことはありえない。


一対一のときでも、ものごとは相対的
に生じそして決定される。ましてやより
多数の人やものが関わる社会では、
その相対性は複雑極まりない。


そんな中で、どのように振る舞えば
いいのだろうか。少なくともものごと
は一人では決められない。もしつくる
ことができるものがあるとするまらば
関係性という状況だけである。


よりよく展開できる可能性という状況
をつくっていくこと、それが生きていく
上でやらなければならないことなの
かもしれない。


これからも相対性の海の上で生きていか
なければならない。