rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

正しいことなどどこにもない


よくひとは、正しいことをやりなさいという。


でも正しいことってなんだろう。正しいこと
を決めるのはなんだろう。


だいたい、国際法、国家の憲法地方自治
体等の条例、など公の法的なコンテクストで
正しいことは決められている。


あとは、状況ごとにできる集団の方向性や
個人の意思によっても、それらの意向に
沿っているかどうかで、正しいことは決ま
ってくる。


このように、正しいことは状況というコン
テクストによって決められることで、状況
が違えば正しいことも正しくなくなる。


どういう状況に自分がいるのかという判断と、
個人の生きていく上での意思こそが重要
なのであって、正しいことそのものには
なんら有効性はない。


正しさなんてそんなもんだ・・・。