rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

はやい思考、おそい思考


忙しくしていれば、あたまの反射神経も俊敏
になり、状況をよりよくして工という思いがある
なら自然にはやい思考は身に付く。


一方、おそい思考は、あまり当座の現実には
即さないもの。歴史だとか、社会だとか、哲学
だとか、直接すぐには目の前のことに結びつか
ない。しかし、現在を生きながら大きな流れを
つかむにはとても重要なものである。


おそい思考は、常に意識的に働かせていない
と簡単には身に付かない。


双方の思考をバランスよく持っている必要が
もっとも求められる職業の一つが建築家で
ある。


きょうは、きのうの雨で中止になった子供の
運動会がある。でもこちらは一日みっしり仕事
が入っている。さてスキマを縫って見に行け
るか。