rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

こうであったらいいなと考えるが・・・


建築を中心として、世の中に対して、こうで
あったらいいなと思うことはたくさんある。
でも、なかなか実現できないのが現実で
ある。


思いつく側の独りよがりでは、まず何も
動かない。自分の思いと、世の中のニーズ
が重なり合わないと何も始まらない。


これまでの多くのアートや建築は、独り
よがりの傾向が高かったような気がする。


でも、もともとアート的なものは独善的な
発想から構想することが多い。独りよがり
でもいいと思う。その思いの中で、社会と
重なり合うものを見つけていけばいいの
だ。そうすれば、もっとおもしろい何かが
動きはじめるような気がする。


みんなの意識の中心が喪失してしまった今
こそ、まさにその時期だと思うのは自分だけ
だろうか。