rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

納得するということ


世の中には、簡単に納得できることもあれば、絶対
に納得できないこともある。


納得するとはどういうことなのだろうか。もし、その
とき一番ほしいものがあったとする。それが手に
入れば納得するしないも、無条件で納得できる。


納得できない場合、お金がない、あるいは、もの
が売り切れてない場合、その一番ほしいものは
手に入らない。二番目のものなら手に入るとする
と、諦めずにお金を貯めるなり、ものが出てくる
まで待って一番を手に入れればそれは問題ない。


そうしない場合、ほんとうは一番目がほしいのに
二番目のものにしなければいけない場合、その
理由をそのまま受け入れるか、将来手に入れる
機会を留保するというふうに自分を説得できれば、
納得できることとなる。


納得するとは、ものが手に入る、あるいは、手に
入らない「理由」を受け入れるということである。


納得できないことを多数抱えていると、人は極端
なコンプレックスに陥ったり、情緒が不安定になり、
落ち着いていられなくなる。


できる限り、買い物も、住まいづくりも、人生も
納得しながら進めることだ・・・。