ときどき、独りよがりになってしまっている自分
にふと気付き、はっとさせられることがある。
社会の中で生きている以上、自分がいれば
相手もいるし、第三者も無数にいる。
自分が勝てば、相手は負ける。相手が勝てば
自分は負ける。そして引き分けだとイーブン。
自分がいいと思うことも、相手はいいと思う
とは限らない。その逆も然り。
ものだって、部分があれば全体もある。部分
は全体に関係しているし、全体が部分に影響
を及ぼすこともある。
すべてのことは、相対的に移ろって動いて
いく。その中で、自分の立ち位置を見つけて
いくのはしんどい。それを確固たるものに
するのは、内的必然性から発せられる強い
意志のみである。