rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

スケッチは辛いような楽しいような・・・


きょうは一日事務所でデスクワークである。
いくつかの住宅のスケッチをしている。


スッケチはとても好きであるが、まとまるまで
の不安定な状態のときはけっこう辛い。提出
する案ができるかどうか分からないからで
ある。でも、必死に考え続けていたら、それ
までバラバラだったものが一つにまとまって、
空からアイデアが降りてくる。これがたまら
なくて建築をやっているようなもんだ。


できないときは、いくら机にへばりついても
なんのアイデアもまとまらない。そんなとき
は散歩したり、他の計画案を同時に考えて
みたりする。デザインは一つのことに集中
してもまとまるものではない。縦横無尽に
立ち位置をシフトさせることで、デザインを
考える糸口が見えてくる。だから建築家は
いろいろなことに頭を突っ込むのかもしれ
ない。


そんなことで、いまのところかなり不安定な
状態でスケッチをしている。