rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

オープンな精神、フレキシブルなフィルター


情報という視点で見ると、人間はあまたある
外部情報から自分独自のフィルターで選択
し、それらの情報をきっかけに再度フィルター
を通して外部に情報を出していく。これらの
重なりが人間社会を構成している。


正常な人間の社会行為は、上記のように形
づくられている。


そのとき、より多くの人が豊かになるために、
オープンな精神で、偏見なく外部情報を見渡し、
固定観念に囚われない意思というフィルター
を通して情報を内部に取り入れ、展開可能性
の高い人により正確にフレキシブルに情報を
伝えていくことが重要である。


しかし、人間いつもこのように振舞えるわけ
ではない。気持ちが何かの原因でクローズ
してしまえば、外部との関係も途絶え、情報
を取り入れるフィルターも正常に機能しなく
なり、パニックに陥ることもある。そうなると、
身の回りのすべてのことがうまく回らなくなる。
双方が何かを隠蔽し合わなければならなく
なる。つまり、関係性そのものが崩壊して
しまう。


いつも正常であるということはありえないと
いうことを肝に銘じておかなければいけない。
正常でないときは焦らず、とにかくゆっくり
休むことだ。気長に気持ちが癒えるのを待つ
しかない。決していい意味でもわい意味でも
ヒロイックになってはいけない。


ふと今朝ある人のことを考えていたら、こん
なことがあたまをよぎった。