rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

ノリの構造


なにかを誰かといっしょにやろうとする
とき、いわゆる「ノリ」が合うかどうかは
とても重要なポイントとなる。


「ノリ」というと、一見軽いような印象を
人に与えるが、実は結構深いものだ。


ノリが合うとはどういうことか。世の中
に対して同じような思いを持っていて、
かつ、何をどういうふうにしたいという
具体的な考えがあり、いままさに行動
に移したいとほぼ同時に思っている人
同士が出会うということである。もの
すごく低い確率の中で偶然出会ったと
いうことであり、なにかが二人を引き
付けたともいえる運命的なものである。


だからこそ、ノリの合う人と出会ったとき
は、その機会を大事にしなければいけ
ない。


相性も似たようなものであるが、相性に
いままさに同じような行動をしたいという
ベクトルを加えたものが、「ノリ」が合う
ということであり、極めて稀な縁である。
ほんとうに大事にしなければいけない。