rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

決定システムの難しさ


小さな集まりでも、大きな会議でも意見
を取りまとめてなにをどうするかを決めて
いくのは難しい。


発言は、意図している方向、カテゴリー、
レベルがばらばらになることも多く、合意
点を見出だしていくのはかなりの困難を
伴う。


それでも、なんらかの結論を出していかな
ければならない。多数決という民主主義と
いう方法もあろう。十分に議論し尽くされた
上での多数決には意味がある。浅い多数
決は一見参加者の同意を取り入れたように
見えるが、決して最良の選であることは
少ない。


先見性がある人にしか見えないことも多い。
先が見通せる数人のパネルディスカッション
を聞いて、議論を重ね決定していくという
方法がいいのではないかと思う。


ワークショップという方法もあるがどうも
予定調和的になるものが多くちょっと気持ち
悪い。


経験的に、5〜6人の打合せで決めていく
のがちょうどいいように思われる。


いろいろな議題、いろいろな場所、いろいろ
な規模の大きさの会議があるが、その都度
最も適した決定システムを見つけ出していか
なければいけない。