rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

踏み込む勇気と力


火曜日から木曜日まで、鳥取県湯梨浜町
まちづくりの打合せのため、鳥取に行って
いた。


まちづくり屋台のワークショップ、足湯づくりに
関する町役場との打合せ、まちに新しい人を
呼び込むために地域性と交流を重視した空地
をセットにした住宅販売の提案、まちづくり
全体ミーティング、とさまざまな打合せをして
きた。


そんなことをやりながら、なにか、ことやもの
を動かしていくには踏み込む力が重要だという
ことに気付いた。ものごとを全く違う切り口で
考えること、行政と住民の新しい関係づくり、
地元の産業のことを考えた新しい建築の取り
組みなどの動きは、異なる次元の思考に自分
を追い込むことであったり、既成のしくみを
改変することであったり、いままでなかった
建築への取り組みであったりする。これらは
みな新たな場へ踏み込むことを伴う。


そのときに、踏み込む勇気と力があるかないか
でものごとのあり方は大きく変わる。


世の中をおもしろくハッピーにしていくためには
踏み込む勇気と力こそがもっとも必要なもので
ある。


●写真は、屋台ワークショップの模様。