フランスの哲学者ガストン=バシュラール
によると、想像力には、物質的想像力と
形式的想像力の2つに分類されるという。
物質的想像力とは、火・水・土・空気の
4つのものが、人間の根源的なものを揺さ
ぶることによって喚起される想像力である。
建築でいうと、物質的な仕上げやランド
スケープなどがそれに当たる。
形式的想像力とは、文脈や、ものとものと
の組み合わせによって喚起される想像力で
ある。建築でいうと、空間や、構成、都市的
環境がそれにあたる。
こうした人間に想像力を喚起させるもので
建築はつくり上げられているのだ。