rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

哲学

ことばと文字

最近、何冊か読んだ本によって、「文字」について考えさせられた。もし文字がなかったらどうなるのだろうか。誰かのあたまにある知識を、他の人に伝えようとする場合、語りことばによって伝えなければいけない。それが人類が生まれてから現在に至る歴史だと…

午前3時から午前5時という不思議な時間

夢というものは、目覚めてから振り返ってみると、同時に存在しないものがいっしょに出てきたり、時系列がバラバラだったりと整合性のないものが多いが、夢を見ているときは整合性を持ったものと感じられることが多い。 午前3時から午前5時で、トイレに起きて…

テニスをしていて思うこと

テニスを始めて1年9か月になるが、進歩の速度が 遅い。頭では分かっているのだが、どうも身体が 思ったように動かない。脳で理解できてもそれを 身体に正確に伝えることは難しい。前にも書いた ことがあるが、村上龍がエッセイか何かの中で 「身体のあらゆる…

体で覚える

テニスを始めて一年が過ぎた。いまだ思うように プレーができるとはいえない。体で覚えるスピード がかなり遅くなっている。歳を取ったからだろう。 高校時代にバレーボールをやっていた。いまでも 子供相手のレシーブ練習くらいならできる。若い 時に体で覚…

スポーツの境界

きのう、テレビで放送大学の数学の授業 でおもしろいことを聞いた。 A:バレーボール、テニス、バドミントン、 卓球 B:ラグビー、サッカー、ハンドボール、 バスケットボール AとBは何が違うか。Aは、ボールが線を 出たら得点になりプレーがいったん止まる…

直感力

なにかを決めるとき、論理でもなく、知覚 でもなく、第六感とでもいうべき直感力に 頼らざるを得ないときがある。 建築の仕事は、ほとんどのことが論理的 に決めていくことができる。しかし、空間や デザインに関しては最終的なところでは 直感に頼らざるを…

精神と身体の不一致

前にも書いたかもしれないが、年に数度脳 で考えていることと身体の動きが一致しに くい状況になることがある。そう深刻なもの ではなく、ニュアンス的気持ち的なことで しかないが・・・・・。いまがその時期である。 身体の輪郭が曖昧になっているような気…

またまた想像力について

フランスの哲学者ガストン=バシュラール によると、想像力には、物質的想像力と 形式的想像力の2つに分類されるという。 物質的想像力とは、火・水・土・空気の 4つのものが、人間の根源的なものを揺さ ぶることによって喚起される想像力である。 建築で…