rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

先が見えないからこそおもしろい


学校を卒業してからこのかた、安定した生活
をしてこなかった。積極的に不安定なところ
へ行っていたような気がする。


世間では、先が見えないと不安だというのが
一般的な考え方らしい。だから、みんな公務員
や大企業の社員になることを目指す。そして、
みんなで就活だ婚活だとマスコミに煽られる。
これらがわるいといいたいのではない。盲目的
ではなく、意識的に世の中を認識して行動して
ほしいと思っているだけである。


もし、自分の将来がすべて分かっていたらどう
だろうか。いくら幸せでなに不自由しない生活
ができるとしても、それが分かっていることは
とてもつまらないことで、生きる力がスポイル
されてしまう。


先が分からないから、なにが起こるかわから
ないし、いいことがあるのかわるいことがある
のか分からないけれど、自分で考え行動して
その結果なにかを起こす自由くらいは確保して
おかないと人間だめになる。


これからも、できる限り、自分のそして他人の
希望をつくり出して生きていけたらと思う。