rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

なんとおっしゃるうさぎさん


海で浮輪の上に乗っかって、波に揺られ
ながら考えた。


急速に発展するものは、その衰退も急激
である。システムそのものが急ごしらえ
で不安定であることがその原因といえる
だろう。


その反対に、ゆっくりと醸成されて成熟
したものは、その衰退もゆっくりで衰退
したのか社会が変化したのか分からない
ように転移していく。醸成の過程で徐々
にシステムが安定していくことによって、
ドラスティックさが削がれていくのだろう。


どちらが、いいか、わるいか、をいいたい
わけではない。どちらかというと、後者
の方が、多くの人がハッピーになること
ができるような気がする。


自分個人の変化も、急激なものより、ゆっ
くり醸成されるものの方が体質に合って
いるように思う。