rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

雑用が多すぎる


お昼に建築士事務所の定期報告の書類を
出しに新宿に行ってきた。これは、毎年決算
後に出さなければいけないものだ。


建築事務所関係の雑用がものすごく増えた。
3年に1回講習なるものに丸一日費やさな
ければいけない。申請関係もかなり複雑な
ものになっている。


こちらが大変だということは、それを受ける
側も大変だということだ。つまり、そこには、
多くの人やお金が必要だということである。


性悪説に立てば、できる限りのことを報告
させて確認しなければいけなくなること
くらいだれにでも分かるだろう。でも、それ
も時間が経つと形骸化し、意味を成さない
ものになることもだれもが知っていること
ではないか。


世の中には、こうしたチェック機構が、無数
に存在する。これらは、逆に社会や経済を
停滞化させてはいないだろうか。


必要なものと不必要なものを、今一度大きく
見直す必要がありそうである。