rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

なにもやらないこと


休みの日でも、なにか遊びで埋めなければ
いけないとついつい思ってしまう。外からの
見えない力によってそうさせられているのだ。


学生時代、お金はないが時間だけはたくさん
あった。なにもしないでじっとしているだけと
いうことも何日も続いた。そうしていると、自分
とはなにか、世界とはどのように成り立って
いるかということがあたまをよぎるようになる。
なけなしのお金で文庫本を買って何冊も読
んだ。


ときどき、なにもしないでじっとしていることは
実はとても重要なことなのである。今自分を
見つめ直す時間が非常に少なくなってきて
いる。


一年に何度かはなにもしない時間を意識的
につくっていこう。