rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

メタボリズムの未来都市展


きのうは水曜定休日。一日に休むことにする。
朝はゆっくり過ごす。お昼前にマッサージ屋
さんに行き、からだをほぐしてもらう。初めて
本格的にストレッチをしてもらってからだが
かなり軽くなった。気持ちいい、かなり強張っ
ていたのだろう。


午後、駅前の蕎麦屋さんで冷しおろしなめこ
蕎麦を食べる。そのあと、電車で乃木坂に
行き、六本木ヒルズまで歩き「メタボリズム
の未来都市展」を観る。「メタボリズム・ネク
サス」(八束はじめ著)も読んでいたので興味
深く展示を観る。CGも秀逸だがこれだけの
資料を一度に観られるのは壮観である。


メタボリズムは成長する国家とともに生まれ
展開していった。国家、官僚、建築家のメタ
ボリズムをめぐる関係性はとてもおもしろい。
ぜひ、観るべき展覧会の一つであろう。


一方で、国家と寄り添わない建築のあり方に
ついて考えてしまう。現在の第一線の建築家
も今では国家とともに未来を夢想することは
できまい。そうした状況の中で目標を見失った
現在の建築はどこへ向かえばいいのだろうか。
展覧会を観ながらそんなことをついつい考え
てしまった。