rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

出合頭(イデビアン・クルー)


きのうは午前中、新しい建売住宅の敷地を
見に豊島区の現地に行く。なかなか痺れる
超狭小地である。工事も困難を極めそうな
予感・・・。しかし、うちの事務所の計画は
出来てしまえばとても快適な建築になるだ
ろう。がんばっていいものをつくりたい。


午後移動して三鷹市の住宅「SU-HOUSE
39」sailingの現場に行く。現場サイドと家具
関係の納まりについて打合せる。


そして、夕方百合ヶ丘の劇場で上演される
デビアン・クルーの「出合頭」を事務所
全員で観に行く。今回は舞台美術は至って
シンプルで白い正方形の舞台と背景の赤い
カーテンのみ。あとは、パフォーマーと照明
のみの世界である。突然、なんの脈絡もなく
人とひとが出会い、ぶつかり合い、ダンスを
発生させていく。初日とあって、笑いを取る
部分ですべったところがいくつかあるが、
かなりの精度でパフォーマンスのみで空間
をつくり上げていた。今回の公演では、キャ
ラクター設定が微妙なこともありいつも具体
から浮かび上がってくる抽象が逆に見えにく
かったと個人的に感じた。でも、次の公演が
また楽しみである。