rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

オーバーアチーブ


人に対しても、組織に対しても、好ましい相手に
対してや自分が心からやりたいことについては、
相手から要求されていること以上のことをやって
しまう。


最近、オーバーアチーブについて考えさせられる
ことがあった。建築家の集まりで新しいプロジェクト
を始めようとしている。各自の得意分野で、それ
ぞれが求められていること以上の役割を果たし、
おもしろい方向に進みつつある。


オーバーアチーブは、人と人、人と組織の重ね
代のような役目を果たし、人に希望を与え更なる
展開をもたらす贈与性のある行為である。


常々自分が言っている、人と人、人と組織の間で
触手を出し合って、つながりをつくっていくものの
原動力はオーバーアチーブにある。どのように
オーバーアチーブを引き出していく関係をつくって
いくことができるかが、これからの希望ある社会
をつくっていくためのヒントがあるような気がする。