rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

年代ごとの人付き合い


これまで生きてきて、年代ごとの人付き合い
の変化に、それぞれ特徴があることに気付く
ようになってきた。


小学、中学、高校までは親しい友達が数人
いて大体いつもつるんでいた。


大学に入ってからは建築を中心とした興味
が似通った人達と友達になり、いつも建築
に関する議論をしていた。


仕事を始めるようになると、基本は設計の
職場の人間関係中心の友達が多くなって
くる。しかし、大学時代の友人との交流も
続いている。


30代に入ると、大学関係の友人との交流
は減り仕事を中心とした人達とつるむよう
になる。


40代には仕事が増え、工務店関係者と知り
合いになりよく飲むようになった。この頃に
は、学校時代の友達とはほとんど会って
いない。


50代中まで40代の余韻が続き、50代後半
になると大学時代、30代の頃の友人に時々
会うようになる。懐かしさもあり、過去の
自分の歴史を確認したいという思いが
そうさせているのだろう。またテニスなど
の趣味による地縁もできるようになって
くる。今では、住んでいる家のご近所の方
との関係性にも思いが及ぶようになって
きた。


ふと立ち止まって考えてみると、このよう
に年代ごとに人付き合いが変化してきた
ことに気付かされた。


新しい出会いが、自分の人生を切り開き、
別れによって方向性を変化させる舵を切
ってきたように思う。