rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

時間の感じ方


小学生のころの1学期、夏休みがいつになって
も来なかった。その反面、夏休みはあっという
間に過ぎていく。いずれにしても日常の時間は
なかなか過ぎず時間の流れは遅かった。


それに比べて現在の自分の年齢になると時間
の進み方は異常に早く感じる。


これらの理由は、子供の頃は将来の時間に
関して意識することなく無限にあるように感じ
ていた。また、世の中のこともあまりよく見え
ていない。それゆえに時間の流れが遅く感じ
られたのかもしれない。


一方、歳を取ると、将来使える時間は限りが
あり、世の中のこともよく見えている。その
ために時間の流れを早く感じるのだろう。


歳を取って、時が過ぎるのを早く感じるのを
悲観する必要はない。限りのある時間の中
でやるべきことを明確にし、有意義な時間の
使い方ができると考えられると思えば、歳を
取るということも悪くないかもしれない。