rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

土曜日、建築研究と構想的スケッチなど


きのうは、土曜日。天気予報では晴れて28度くらいになるといっていたが、曇りで26度くらいまでしか気温が上がらずそこそこ過ごしやすい一日。午前中は、建築本やネットで現代建築事情を探る建築研究をする。お昼まで、いくつかの雑用をする。

 

お昼は、豪徳寺商店街のお蕎麦屋さん「福室庵」に行く。牡蠣フライ定食を食べる。久しぶりである。

 

お昼からは、まずブログを更新する。そのあとは、仕事を上がるまでプロジェクトの今後の進め方を考える構想的スケッチを続ける。

 

約30年前に、冷戦終結に伴ってイデオロギーの時代は終わった。良くも悪くもイデオロギーは社会に方向性を持たせていた。ものごとを考えるにも、建築をつくるにも、イデオロギーに沿って進めることができた。ある意味、楽でもあった。イデオロギーなき今日、感染症と戦争によって、どのように物事を考えればいいかがさらに見えにくくなってしまった。大きな物語から考えることができなくなり、身近な小さなところからものごとを組み立てていくことしかできなくなった。さて、どのように建築をつくっていこうか。