rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

十四代


クライアントの方から、「十四代」というプレミアものの
日本酒をいただいた。


きのうの夜、スタッフと事務所で「十四代」を飲む会なる
ものを開いた。つまみは、寿司を中心にさけのトバ
などの乾きものとお惣菜。


最初に、「十四代」をみんなでいただく。たしかにうまい。
でも、なにに比べてどううまいかみなコメントできず。
事務所にある違う日本酒二種類と飲み比べる。これで
うまさを相対化でき、なにとどう比べてうまいかを理解する。


絶対音感のように、絶対飲感というものはあるのだろうか。
いろいろ考えてみたが、存在しないのではないかと思う。
本当においしいものを知っている人は、それと比べて
おいしいかどうかを判断するし、知らない人は今まで
飲んできたものよりおいしいことを認識する。


所詮、差異によってしか世界は認識できないのか・・・。