rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

ついつい、いろいろなことを考えてしまう


私の悪い癖である。ひとつ、いいアイデア
浮かぶと、建築だけでなく、他の分野まで広げ
て、いろいろなことを考えてしまう。そして、行動
に移そうとしてしまうから、また厄介だ。


パーティをやるときも、ついつい、お招きする
人を絞りきれず、あの人もあの人もとなって、
いつも大人数のパーティになってしまう。


なぜこんなことになってしまうのか考えてみた。


もとは、建築に関するアイデアからはじまる。
もしかすると、この考え方は、まちづくりにも
応用できるのではないか、地方の特色を生か
したプロダクトづくりにも、町工場の活性化にも、
というかたちで、どんどん広がってしまう。


これはなぜかと、考えると、建築という分野が、
さまざまな他分野と、部分集合を形成している
からなのだろう。だから、建築で考えたシンプル
な概念は、いくらでも他分野で応用できるのだ。
それだけ視野の広い職業だともいえる。だから
こそ、ものごとを総合的に見ることができる
数少ない職業のひとつだということができる
だろう。


でも、分類整理して取り組まないと、せっかくの
いいことも空中分解してしまう。気をつけねば。


また、これからも、いろいろなことを考え、行動
範囲をついつい広げてしまう活動をしていくの
だろう。