rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

非予定調和的


仕事も数多くこなしてくると、大体の先行きが
見えるようになってくる。そのようになってくると、
安全を見て、いろいろなことを予定調和的に
こなそうという思いが働いてくる。


予定調和的にモノゴトを進めていくと、組織や
しくみに淀みが生じてくる。そして、自分の内部
から分からないうちに腐敗が進む。


私も、これまで何度もこの予定調和の迷宮に
足を踏み入れそうになってきたが、こころを
鬼にして、これまでと違う流れで仕事を進めて
みたり、突発的になにかおもしろいことを口
走ったり、行動を起こしてみたりして、その罠
から逃れてきた。


最近の見積は、物価高騰などもあって、予定
調和的に進められないのが現状だ。思考レベル
の話は非予定調和的でありたいと思うが、予算
や物理的なことに関しては、できる限り予定
調和的でありたいと思う。


これからも、バガボンド的人生を送っていきたい。