学生時代から独立してすぐのころまで、
自分が身につけてきたものとそれに対
するプライドによって自分を保っていた。
独立してしばらくして、プライドに値する
「身につけたもの」などなんの意味もない
ことに気付いた。
人が生きていく上で最も必要なものは、
意思とベクトルであると。
知識や学問などは、意思とベクトルを
強化するには役立つが、自分の中に
あるものではない。経験も然りである。
トップアスリート、優れたアーティスト、
卓越した学者などは、その境地に達した
がゆえにクリエイティブな仕事ができる
のだろう。
意思とベクトルこそ、プライドに値する
ものだ。