rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

月曜日だけど・・・


きのうは月曜日だったのだが、スタッフ2人
が外出していたので掃除とミーティングを
取りやめて翌日にすることにする。


仕事は、メールチェックなどの雑用をしつつ、
基本設計中のプロジェクトのスケッチを進め
る。スケッチ的には、第2案、第3案を考えて
いるところで、コンセプトを練り上げながら手
を動かす。この時期にいったん思考も手も
止まる時期がある。いまがそのとき。かたち
にならない混沌とした状態の中で、断片化
しているものを積分し統合していくという苦し
い作業を進めていかなければいけない過程
なのである。


夕方、大学から来ているインターンシップ
女子学生の歓迎会を事務所で開く。飲みな
がらいろいろなことを話す。自分の思考方法
で話しているのだが、学生やスタッフに伝わっ
ているのだろうか。社会が曖昧模糊としてもの
ごとを伝達しづらいというのが現代という状況
なのかもしれない。こんな環境下でも、結び
つくべくことや人をつなぎ活気のある面白い
社会をつくっていくという意思を失ってはいけ
ない。