rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

構想を練る日


きのうは一日スケッチというよりどんな建築をこれ
からつくっていくかについて考え続けた。


午前10時半から所用で事務所を3時間抜け、外に
出掛ける。


午後1時過ぎに事務所に戻り、午前中の構想的
スケッチの続きを進める。


これまで四半世紀建築の仕事に携わってきたが、
建築は社会状況に寄り添い、時には社会に先立
って新しい考えを示したりしてきた。いまどの様
な状況にあるかは見通すことができない。現在
のこうした社会状況の中でどんな建築をつくって
いくかについて考えるのはとても難しい。社会と
の関わりから考えるのではなく、人間をいかに豊
かに解放させるかというより身近でわかりやすい
ところから始めるしかないないのかもしれない。
いずれにしても、歴史や社会との関わりについて
わかるのは未来にしかない。


わかりにくい時代に生きながらも、より豊かな建築
をつくり続けていきたいと思う。