rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

ルーティン化してよいもの


30代位まではルーティンというものはよく
ないものだと思っていた。停滞したり停止
したりするイメージがあるからだ。行動も
思考も時間管理も出来るだけ不規則に
していた。


しかしいまくらいの歳になると規則正しく
した方がいいものがだんだん多くなって
くる。まずは、日々の生活。出来るだけ
規則正しい日々が望ましい。そうすること
によって、体調や思考のずれが分かりそれ
を修正できるようになるからだ。あと事務
的に済ませることは、生活においても仕事
においてもルーティン化してしまえば楽に
終わらせることができる。食事もそうかも
しれない。運動も定期的にやると調子が
よい。そのおかげですこぶる体調は良い。


ルーティン化してはいけないこともある。
クリエイティブなこと、自分で言えば建築
デザインをすることは決してルーティン化
してはいけない。自由に多様にものを生み
出すことが出来なくなってしまう。思考する
こともしかり。ルーティン化は思考停止を
もたらす。自由に考えないとものを見失っ
てしまう。ルーティン化してはいけないこと
を大切にするためにルーティン化しても
よいことを決めているということもできる
かもしれない。