rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

パッシブソーラー


前にも書いたが、ここのところ東京は晴れ率
が高い。しばらく、かなり乾燥した状態が続
いている。


うちの事務所は、パッシブソーラーという考
え方でつくられている。機械的な設備なしで、
太陽の光を利用して、冬暖かく夏涼しく過ご
せるように設計されている、


東京での南中時の太陽高度は、冬至の時31.1
度、夏至の時77.9度である。事務所の開口
部は真南に向いているので、冬場は吹抜け
を通して太陽の光が内部空間にふんだんに
降り注ぐ。晴れている日は、朝暖房を入れ、
午前10時位には太陽光がしっかり入ってくる
ので暖房を消しても暖かい。むしろ暑くなり
窓を開けるくらいである。夕方日が陰るまで
は暖房入らない。逆に、夏は庇を1mくらい
設けてあるので、夏至の南中時は直射日光
は室内に入らない。太陽光による室温の上昇
を極力抑えることができるようになっている。


そんなことで、今日は晴れていて暖房いらず
である。


建築でエネルギーの使用料を極力抑えていく
ことはとても重要なことである。