rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

ぼのぼの的思考


子供が観ているアニメを横でついつい観てしまう。
「怪傑ゾロリ」も悪くはなかった。


でも、いつ観ても引き込まれてしまうのは、いがらしみきおの「ぼのぼの」だ。
だいたいの人間関係でかならずいるキャラクターをほとんど網羅している。
すなどり猫さんの存在がいつも気になる。


それでもやっぱり、主人公の「ぼのぼの」がいちばん好きだ。
思考・速度の遅さゆえに立ち現れてくる言葉の強度。
楽しいってどういうことなんだろう?
おもしろいことってどうしてはやく終わってしまうんだろう?
なんでみんな生きているんだろう?
などなど・・・。


日々のいとなみの中で、考えられることなく流されていくものごと。
あたりまえだと思っていることなんて、実はそんなに確固としたものでも
なかったりする。


あまりにも、基本的だったり、あたりまえのことを疑問視してみること。
それを問う勇気を持つこと。いまとても必要なことではないかと思う。
ぼのぼの」はそんなことを教えてくれる。
おそるべし、いがらしみきお


●写真は、玄関先で咲いていた花。なんていう花だろう。
なかなか美しいプロポーション