rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

カーブミラーの憂鬱


道路上には、電柱、道路標示、街灯、ガードレール、
カーブミラー、などなど、さまざまなものがそれ
ぞれの機能を担って立っている。


その中でも、他のものとは孤立して別の場所に立つ
ことが多く、見えない道路を映し出すというアップ
トゥーデートだが孤独な仕事をしているのが、カーブ
ミラーである。


スケールは大分大きいが、目玉親父のように棒の
上に大きな目玉を乗っけている。孤独でありながら、
結構ユーモラスなかたちをしている。そんなところが
見るたびに私の心を引き付ける。


ものは、機能を切り離してよ〜く見てみると、ものと
しての本性が見えてくるものだ。


外国で、意味を解さないで音だけで聞く日本語が、
韓国語の音とかなり酷似していることに気付く
ように・・・。