rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

ときどき、下を向いて歩こう


私はまちを歩くとき、ふつうの人があまり
見ない2階以上の街並みを見ることを心掛け
ている。そうすると、普段気付かないまちの
構造が見えてくる。


そして、ときどき下を向いて歩くと、これまた
いろいろなことが分かってくる。特に、まちに
幾重にも引かれている境界線が浮かび上が
って見えてくる。


写真は、スミキリ、排水溝、標識のポール、
路面標識、が入り乱れて、フリクション
起こしている。それぞれのシステムの違い
がここに集約されて浮き彫りになっている。


下を向いて歩いていると、こんな変なことが
見えてくる。


だから、ときどき、下を向いて歩こう。