それにしても昨夜の月は不思議な月だった。
午後10時ごろ帰宅するころ、東の空に出て
いた月は、満月ではなく欠けているものの、
大きく赤くおぼろで不気味なものだった。
話は表題に。私は、建築とは少しは関係ある
ものの、建築の設計以外のところにちょこまか
顔を出すようにしている。というか、ただ気が
散りやすいだけかもしれない。
人々が、それぞれ少しずつハミダシている
ところが重なり合って、社会が形成されている
といっていいのかもしれない。
おもしろことは、たいていこの「ハミダシ部分」
でおこる。自分はそのおもしろいことを建築に
関連づけて、仕事そのものもおもしろくしていく
ように心掛けている。
世の中でおもしろく仕事をしていけるかどうかは
このハミダシ部分をどれだけ多く持っていて、
どれだけ社会と関わっているかにかかっている。