rat's eyes:脆弱なラショナリストの視点

脆弱なラショナリスト「建築家:岡村泰之」の視点

考え方、生き方


ものごとを調査し、研究、分析することは
もちろん大切なことである。なぜなら、その
プロセスと対象への認識がなければ、そこ
から前には進めないからだ。


でもそれらは目的ではない。それらを通して
なにをするか、なにができるかを考えること
の方がとても重要で、そうすることで目標や
目的に近づくことができる。


建築で喩えると、建築とはなにかを考える
ことも大切だが、建築を通してなにができる
かを考え議論することの方が最も必要な
ことで、そこから初めて社会的なアクション
や世の中との関わりが始まる。


いまの世の中をおもしろく活気溢れるものに
したいのならば、より多くの人が自分の仕事
を通してなにができることを考え、そうした
思いをもつ人たちと対話し、そこで考えられ
たものを実行していくことだ。そうすることに
よって、経済活動も成長ではなく安定した
活気溢れる状況をつくり出せるような気が
してならない。


自分もそうした考え方や生き方をこれからも
ずっとしていきたいと考えている。